
内緒のまま借金を全額返済するには遅すぎました。
誰にも知られずに隠したまま完済できると具体的な計画の作成や行動を起こしていないのに、そう思っていました。
人に相談する事も出来ずに、普通を装って生活していたので、使えるお金(収入)より使ったお金(支出)が上回ってしまうようになってしまったのです。
身動きの出来ないような最悪の状態になって初めて司法書士の先生に相談して内緒にしていた借金を妻に打ち明けた者の借入れ返済ブログです。
借金のない日々を迎えるのが人生目標
何年もの間、返済ある生活をしていると感覚も麻痺してしまって何が普通なのかもお金の価値観などにもズレが生じてしまった気がします。
内緒だった借金を打ち明けて精神の状態は、異常な状態から救われましたが、冷静に振り返ると自身の行動に後悔するばかりです。
今はすべての借りたお金を返していく事だけに集中しています。完済まで長い期間が必要ですが普通の生活へと戻ることを目標にして頑張るしかないと考えています。

多重債務を告白: 2010年3月アーカイブ
以前と比較して生活がどのように変わったかのか?
一つは飲みに行く回数です
借金を内緒にしていた期間と比較するまでもなく、現在はほとんど外に飲みに行くことはありません。飲みに行くとしても仕事上のお付き合いで必要な最低限な飲み会で、プライベート的な飲みは行かなくなりましたし、夜中を超えて飲み屋をはしごしたり、タクシーを利用したりすることもなくなりました
妻に飲みに行くなと言われている訳ではありません
自分自身の気持ちの問題なのです。今の心境では、お酒を楽しく飲むという事が出来ないと感じるということと一日でも早く借金のない生活へ戻りたいという気持ちが強いからだと思います。元来、飲みに行くぐらいしか趣味がなかったので周りの人間は不審がっていますが借金をしていたことは内緒ですので、理解不能で不可解なのかもしれません
借金を内緒にしている時期に使っていたお金は飲み代が多かったと思います
そういう意味でも飲みに行きたいと感じることがなくなったのかもしれません。全ての借金を返済して完済に成功する日がきたら、また考え方にも変化が生じるかもしれないですが、今は自分でもわかりません
少なくても普通の人と同じ生活へ戻りたいというのが今の本音です
妻に内緒だった借金をカミングアウトしてから1年と数ヶ月の生活が過ぎました
最近は借金についての話題も少なくなって平穏な日々に戻ってきている感覚はあるのですが、テレビを妻と一緒に観ている時に「多重債務でお困りの方」とか「計画的なご利用」などのテレビコマーシャルが流れると気まずい雰囲気になることもあります
長い返済期間中で、完済まではまだまだ遠いのですが、借金を内緒にしていた日々よりも精神的なプレッシャーはなく、お金を借りなければ生活できないので金策して回るということもなくなった分、気持ち的には返済に集中できております
ですが、借金をしていた事と内緒にしていた事による後悔と後ろめたさは薄らぐ事はないと感じます
妻に遠慮して言いたいことを言わずに我慢するような事もありますが、全ての借金を完済して普通の生活へ戻るまでの罰であると考えています。離婚もせずに一緒に節約生活を送っている妻に感謝をしながら一日でも早く借金を完済できるよう出来る事をやっていくだけだと再認識しているのが近況です
本当の夫婦生活に戻る日までは、あと数年間は必要です。
「借金を借金して返す事態が発生する前に気づくことが出来ていたなら」とつくづく感じます